「仮説−検証」「PDCAサイクル」、よく聞くけれど本当に大事らしい。
例えば、Googleの元最高情報責任者(CIO)であり、4月2日に音楽レーベルEMIのデジタル部門のプレジデントに任命されたDouglas Merrill氏は、インタビュー記事の中で、何度も「試す」という言葉を使っている。 (参考:CNET JAPAN 「音楽業界を救えるか--グーグル元CIOに聞く」)
これを読んで、僕はTOYOTAの「改善」を思い出した。 TOYOTAでは、改善をするときに実験をして、その効果を確かめてから、一気に全社に導入する。つまり、何度も「試して」改善するのだ。
また、ウェブ進化論を書いた梅田望夫氏は、最新の著書「ウェブ時代 5つの定理」の中で、
「政治的になるな、データを使え」(マリッサ・メイヤー Googleの女性副社長)
「ファクト・ベースの意思決定がいちばんだ。 その素晴らしいところは階層構造をくつがえしてしまうことだ。 ファクト・ベースの意思決定であれば、いちばん若い下っ端の人間が、 いちばん上の者を議論で打ち負かしてしまうことができる。」(ジェフ・ベゾス アマゾンの創業者)
という言葉を紹介している。どちらもデータの重要性を示した言葉だ。
IT(WEB)業界では、ユーザーの行動履歴がデータで見られる。だから、より検証がしやすい。ユーザーの行動履歴を丹念に追って、自分たちの方法が正しいかを見極められる。 IT(WEB)業界で成功した企業は、データを使って「仮説−検証」をしているわけだ。
定性情報であれ、定量情報であれ、客観的な情報を使って、仮説−検証をし、どんどん仕事を改善する。どうやら、成功している企業は、そういうことを、その会社の文化になるくらい、徹底的にやっているらしい。
たしかに、「もし自分の会社がそうなったとしたら」、「社員全員が客観的な情報を使って、仕事をどんどん改善したら」、と考えると、きっと僕の会社は倍以上のスピードで成長するに違いない。
改善というと何やら難しそうだけど、小さなことでもいい。
たとえ毎日1%の改善でも、1年続ければ37倍になる。
これは楽天の三木谷社長が著書「成功のコンセプト」で述べている言葉だ。 社員一人ひとりが、小さな改善を積み重ねる。それが一年後には37倍もの違いになるのだ。
小さな改善なら、僕でもできる。いや、「最も現場に近い」僕だからこそ出来る。小さな改善は、現場に近い僕らがやるのが、一番上手くできるはずなんだ。
客観的な根拠があれば、誰も否定できない。客観的な情報を元にきちんと「試して」、行えばいい。
そういう自分になりたいし、皆がそれをやる会社にしたい。 誰がやらなくても、まず僕がやる。それが周りの人を巻き込む。周りの人も改善するようになる。そうして、それが会社全体に拡がっていけばいい。
大きな改革は、まだ僕は出来ない。そこまで広く考えられない。それは社長に任せよう。 でも日々の仕事の小さな改善なら出来る。それは、現場の僕らにしかできないこと。
難しく言えば、「仮説−検証」、「改善」、簡単に言えば、「試すこと」「今より少しだけでいい、良くすること」。
成功している企業が行っているとても大事なことで、僕ら現場しか出来ない、僕らの行動指針だ。
ウェブ進化論を書いた梅田望夫の最新著書。 シリコンバレーのビジョナリーたちの切れ味の良い言葉を元に、未来を切り開く定理を紹介。 はっとさせられるような示唆を多く得られる。
梅田望夫のベストセラー「ウェブ進化論」。気楽に読める。一度は読んでおきたい。
ここに書いてあることは、社会人(ビジネスパーソン)にとって、本当に大事なことだと思う。
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